CARE ASIA 2022(タイ・バンコク 2022/9/1~9/4)に出展しました!!
2022年09月09日
2022年9月1日(木)~4日(日)、しまね産業振興財団は島根県と共同で、タイ・バンコクにあるBITEC(Bangkok International Trade & Exhibition Centre)を会場に開催されたCARE ASIA 2022にブース出展しました。
※タイ政府関係者も登壇され、盛大にオープニングセレモニーが開催されました。
アセアン諸国の中でも、一早く高齢化社会が到来しつつあるのがタイ王国。アジア主要新興国の中でも、最も早いペースで高齢化が進展しており、65歳以上の人口比率は現状の約1割から、2030年代に2割を上回るとされています。
このような状況下において、今後タイ王国では医療や介護を始めとするヘルスケア関連市場が更に拡大していくものと推測され、島根県企業にとっても大きな可能性を秘めた市場です。
そこで、しまね産業振興財団では島根県と共同で、県内企業が開発したヘルスケア(医療・介護福祉機器、ヘルスケア関連生活用品、特定保健用食品、機能性表示食品、その他の健康食品等)関連製品・技術等の市場調査及び販路開拓等を目的として、今回初めてタイ王国を会場に開催されるアジア地域最大規模のヘルスケア見本市「CARE ASIA 2022」に島根ブースを出展し、PR活動に取り組みました。
※島根県ブースは、JAPAN PAVILIONの一角に設置されました。
島根県からは事前にエントリーのあった下記11社(敬称略)が出展し、ブースに製品等の展示を行いました。
・アクアフレックス株式会社「次亜塩素酸水生成装置(Mizumo AGX)」
・株式会社加地「EXGELを活用した車椅子用クッション(アウルシリーズ)」
・キシ・エンジニアリング株式会社「快リハ歩行器(さばーる)」
・小松電機産業株式会社「シートシャッター(門番)」※カタログ展示のみ
・外谷製紙株式会社「トルンシーツ」
・株式会社リバティソリューション「自動排泄処理装置(リバティひまわり)」
・株式会社アルプロン「プロテイン(IZMO)」
・株式会社來間屋生姜糖本舗「しょうが湯」
・株式会社高砂醤油本店「えごましょうゆ」
・しまね有機ファーム株式会社「有機桑葉つぶ」
・寿物産「高麗人参(サポニンの力)」
コロナ禍の影響が色濃く残る中での開催だったこともあり、実際に現地(タイ)へ渡航しブースに立たれた島根県企業は1社(株式会社リバティソリューション)のみでしたが、代わりに今回渡航した財団及び県の職員が、タイ・バンコクを拠点に活動している島根・ビジネスサポート・オフィス現地スタッフの強力なサポートを受けながら、来場された方へ今回の出展用に島根県企業からお借りしてきた展示品の説明に務めました。
展示会の様子をほんの一部ですがご紹介させていただきます。
タイの方の、日本のヘルスケア製品や技術に対する関心は非常に高く、すぐ島根県ブースにも人だかりができました。特に食品のコーナーでは試飲・試食を実施していたこともあり、行列ができていました。
こちらは、アクアフレックス株式会社の次亜塩素酸水生成装置に関心を持たれて、島根県ブースのスタッフと質疑応答を行っているところです。これまであまりタイでは馴染みのなかった次亜塩素酸水とは…の説明をするところから始まりました。病院や福祉施設等、今後タイでも日本同様に人の集まるところでは活用いただける可能性が大いにありそうです。
こちらは、株式会社加地の車椅子用クッションに関心を持たれて、島根県ブースのスタッフと質疑応答を行っているところです。優れた体圧分散機能を備えているEXGELに対するタイの方の関心は非常に高く、医療・福祉用以外の用途での活用の可能性についても数多くのお問い合わせがございました。
こちらは、キシ・エンジニアリング株式会社の歩行器に関心を持たれて、島根県ブースのスタッフと質疑応答を行っているところです。これはタイで製造されたものですよとスタッフが説明すると、来場の皆さんとても驚かれていました。介護予防の観点からも日々のリハビリは欠かせませんが、タイの病院でこの機器が使用されている光景を目にできる日も近いかもしれません。
こちらは、今回島根県企業で唯一現地に渡航された株式会社リバティソリューションの自動排泄処理装置に関心を持たれて、同社スタッフと通訳を介して質疑応答を行っているところです。日本から持ち込んだデモ機で実演をされると、すぐに人だかりができていました。排泄処理に関する省人化に大きく貢献し、世界中で介護人材の不足を補える可能性のある装置です。今後の展開に期待です!!
4日間の会期中の、ほんの一部をご紹介させていただきましたが、主にタイ国内の病院や福祉施設関係者、こういったヘルスケア製品を取り扱っているディストリビューターやエージェント等、多くの方に島根県ブースへご来場いただきました。私自身も今回現地へ渡航し島根県ブースにて来客対応する中で、改めてタイの方の日本のヘルスケア製品や技術に対する期待が非常に大きいということも感じました。
出展して終わりということではなく、今回いただいた商談が一つでも多く成約に繋がるよう、少し時間はかかるかもしれませんが、当財団としても現地スタッフと協力しながらフォローアップに取り組んで参ります。
文章作成者:販路支援課 国際化支援グループ 野津 昭文