「組込み機器のセキュリティ入門」講座開催のご案内
近年IoT機器や情報家電等、ネットワーク接続を前提とした機器の普及が進んできており、その安全性やセキュリティに関する要求や関心が一層高くなっています。その一方で、製品の複雑化に伴って、組込みシステムを構成するハードウェアやソフトウェアも複雑化しており、どのような考え方を基に組込みシステムの安全性やセキュリティを確保し、どう対策するのかを、製品開発に携わる全ての技術者が理解し、組織的に対応することが重要になっています。
本講座では、IoT機器の開発に必須の組込みシステムの安全性とセキュリティに関する基礎知識を集中的に学んでいただくことができます。
講座内容
【1】組込みシステムの安全性
・安全の定義
・リスクアセスメントとリスク低減
・基本的な対策技術
【2】組込みシステムのセキュリティ
・最近のインシデントの事例
・リスクアセスメントとリスク低減
・基本的な対策技術、国際規格の動向
【3】組込みセキュア通信入門
【4】演習:Wiresharkでパケットを見る
【5】解説:SSLに使われる暗号技術
【6】演習:SSLプログラミング(プログラムの解析と改造)
【7】解説:SSLと暗号化
講師
名古屋大学 大学院情報学研究科 准教授 松原 豊 氏
[略歴]
名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター研究員、助教を経て、2018年より現職。組込みシステム向けのリアルタイムOS、リアルタイムスケジューリング理論、システム安全、セキュリティ等の研究に従事しておられ、企業との共同研究や産学連携プロジェクト等を推進しておられます。TOPPERSプロジェクト運営委員、IPAセキュリティ・キャンプ全国大会講師、ディペンダビリティ技術推進協会自動車応用部会主査としてもご活躍。博士(情報科学)。IEEE、情報処理学会、電子情報通信学会、自動車技術会各会員。
対象者
・ネットワーク接続される電気製品、情報機器の組込みシステムを開発、設計されている方
・組込みシステム開発でセキュリティ問題への対策の実務を担う予定のある方
・組込みシステムのセキュリティ問題についての基礎知識を習得したい方
■雇用調整助成金の特例措置について
本講座は、雇用調整助成金(新型コロナ特例)の対象となる場合があります。
演習を含めて12時間程度(6時間×2日相当)の受講、理解度確認テスト及び受講者アンケートのご提出が条件となりますが、念のため最寄りのハローワーク等にご確認下さい。
日時
令和3年2月15日(月)9:00 ~ 26日(金)16:00
合計再生時間は約10時間で、【4】と【6】の演習実施時間をそれぞれ1時間として含めると最大で12時間程度と想定されます(休憩は各自、適宜お取り下さい)。
開催形式
インターネット配信(事前収録約10時間分)
※閲覧するにはGoogleアカウントが必要です。
※受講には、PC・インターネット回線など、インターネット動画視聴のための環境が必要です。
※Microsoft Wordを使用しますので、操作できる環境が必要です。
■受講上の注意
・本講座資料の全部または一部であっても複写・複製・転載および磁気光記録媒体等への入力・保存等を一切禁じます。
・講義中の動画及び本講座に関連する内容のビデオ撮影、録音、写真撮影、SNSなどへの投稿を固くお断り申し上げます。
・動画視聴に関するPC等のトラブルは、当財団では保証しかねますので、自己責任のもとご使用ください。
講座について
・受講の決定は、申込後内部で協議・検討の上、申込書に記載の連絡者様あてに通知をいたします。
・受講決定者様には、講座前に視聴用URLをメールでお送りいたしますので、お申込み時には受講希望者様のGmailアドレスが必要です。
・アンケートをお送りいたしますので、ご協力をお願いします。
※その他詳細は、受講決定通知にてご案内いたします。
参加費
無料
受講条件
・島根県内に事業所を有する企業等であること
・Googleアカウントをお持ちの方
定員
30名(先着順)
※定員になり次第募集を締め切ります。
申込方法
お申込みフォームまたは下記の申込書に記載のうえ、FAXまたはEメールにてお申し込みください。「チラシ」をダウンロードする(PDF:535kB)
「申込書」をダウンロードする(PDF:397kB)
申込締切
令和3年2月24日(水)
(配信期間中も随時受付を行いますが、早めの申し込みをお勧めします)
主催/協力機関
(公財)しまね産業振興財団/島根県産業技術センター
◇お問い合わせ◇
経営支援課 杉原・石原
電話:(0852)60-5115
FAX:(0852)60-5116
E-mail:con@joho-shimane.or.jp