「静電気試験の意図と目的~放電電流の成り立ち~」講座開催のご案内 ※募集は終了しました

※募集は終了しました。

 

システムレベルの静電気試験(ESD試験)の基本規格であるIEC 61000-4-2は、1984年に元となる規格が発行され、何度かの改正の後、2008年発行の第2版が現在最新版となっています。IECの規格では接触放電による試験が主流となっていますが、その放電電流波形は、帯電人体が発生する気中放電の電流波形の代表的なものを模擬したものとなっています。しかしながら、気中放電の電流波形は条件を極力同じにしてもばらつきが大きいため、ESD試験はEMC試験の中でも特に再現性の悪い試験と言われており、試験に合格してもフィールドで発生する問題から完全に逃れられる訳ではありません。

 本講座で実際の帯電人体から発生する放電電流とESD試験で規定する放電電流の違い及び特性を知っていただくことで、ESD試験の意図とその目的の理解が深まり、実際に則したより効果的な試験を実施する助けとしていただくことができます。また、EUTにESD試験を実施した時に起こる回路内の挙動についても触れ、誤動作対策及びESD保護に対するヒントとしていただくことができます。

 

講座内容

1.システムレベルESD試験の概要
2.帯電人体からの放電電流
3.気中放電の特性
4.ESD試験器の接触放電
5.ESD試験によるEUTの回路影響
6.まとめ

講 師 

石田 武志 氏(株式会社ノイズ研究所 商品開発部 上席部長)
1989年にノイズ研究所入社。静電気試験器他、EMCイミュニティ試験器の開発に従事。2016年に博士(工学)を取得。静電気放電を研究分野とし、現在IEC SC77B 国内委員会幹事 MT12エキスパート委員、自動車技術会 CISPR分科会 国内委員、JEITA半導体EMCサブコミティ委員を務めている。

 

対 象 者 

・現在静電気イミュニティ試験業務に従事しておられる方。
・今まで静電気試験を実施してこなかったが、必要性や関心をお持ちの方。
・(規格は通っているのに)静電気による不具合やクレームに悩まされたご経験のある方。

 

前提知識

静電気試験に関する国際規格(IEC61000-4-2)についての知識があると理解の助けになります。

習得知識

・静電気試験の国際規格と実際の帯電人体からの放電電流の違いと特性
・規格試験の意図と目的
・ 静電気放電が起きた際の回路内の挙動

開催形式

インターネット配信(事前収録)
※受講には、PC・インターネット回線など、インターネット動画視聴のための環境が必要です。

配信期間

令和4年7月11日(月)9:00~25日(月)17:00
合計再生時間は、約45分です。各社でご視聴ください。

【受講上の注意】
・本講座資料は、講座受講の用途でご利用ください。
・講義中の動画及び本講座に関連する内容のビデオ撮影、録音、写真撮影、スクリーンショット、SNSなどへの投稿を固くお断り申し上げます。
・動画視聴に関するPC等のトラブルは、当財団では保証しかねますので、自己責任のもとご使用ください。


参 加 費

無料
※受講条件:島根県内に事業所を有する企業等であること

 

申込方法 

※募集は終了しました。

こちらからお申込みください。
pdfファイル「チラシ」をダウンロードする(PDF:970kB)

受講の決定および動画の視聴方法につきましては、申込み連絡者様宛に通知いたします。

【受講の決定連絡について】
◆7/7までにお申込みの方:7/8中にご連絡いたします。
◆7/8~7/21までにお申込みの方:翌営業日12:00までにご連絡いたします。
上記期間を過ぎてもご連絡が届かない場合には、お手数ですが下記のお問合せ先までご連絡をお願いいたします。 


申込締切

令和4年7月21日(木)17:00
(配信期間中も随時受付を行いますが、早めのお申込みをお勧めします。)


その他

本講座は、雇用調整助成金等の助成金の対象となる場合がございます。詳細は最寄りのハローワーク等にご確認ください。

主催/協力機関

(公財)しまね産業振興財団/島根県産業技術センター

◇お問い合わせ◇

<申込み等に関すること>
(公財)しまね産業振興財団
創業・人材支援室(担当:布野・新宮)
電話:(0852)60-5117
FAX:(0852)60-5116
E-mail:ihrd@joho-shimane.or.jp

<講座の内容に関すること>
島根産業技術センター
担当:川島・大峠
TEL:(0852)60-5138(直通)

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